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感想:FINAL FANTASY XV

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そういえば感想を書こうとしたまま遊んでて全然書いてなかった。

いっやあ~正直すっげえ面白いゲームでした。なんていうか、必要最低限のメンバーしかいないものたりなさがあるかと思いきやシステムとキャラクターがうまくかみ合っててすごい!という感想しか出てきません。キャンプが好きなグラディオ・料理好きのイグニス・写真が趣味のプロンプト・そして釣り好きノクト。キャンプに必要なテント等の道具の準備はグラディオがするという世界観とシステムのかみ合わせに、仲間の食事当番でしかも料理によってはステータスも変化するイグニス、ノクトの寿命が短いという理由も含めつつ「思い出を残すため」に写真を撮るプロンプト。プレイヤーが直接操作するノクトだからこその趣味でもある釣りも、かなり考えてキャラクターを作っているのがよくわかる内容なのは単純に「すごい!」としか言葉が出ません。
FFといえばスクエニの看板タイトルの一つ。有名タイトルだからこそ触った事がある人もいれば、有名すぎて敬遠されがちなゲームでもありますね。私も全てのタイトルは触れていないクチなので歴代シリーズネタを出された時に反応できないこともあります。
それはさておき、今作はFF零式の体験版が配信された際に「ホスト系の男4人が高級車乗り回すオープンワールドな狩りゲー」という前評判で盛り上がっていましたが、蓋を開けてみるとこれまでのコマンド方式のRPGというよりはよりアクションゲームに近い操作性ですね。評判自体は13におけるライトニングさんの異名のようなもののようで、きっとこれが付いて回るんだろうな~って気がします。しかし遊んでみたらそうじゃないと声を上げたくなりますし、最終盤の某セリフも、事前のストーリーネタバレを一切見ずにやっただけに「そういう言葉」になるのはおかしくないはずなのですがね。他のゲームにも言える事ですが未プレイがゲームをやった気になって口を出すなという過激的な発言に集約される気がします。

プレイ時間はだいたい(放置時間含めて)100時間超えるぐらい。
アクションゲームといっても難しい操作を求められるようなものではなく、ボタンを押しっ放しで勝手に攻撃したり避けてくれたりと非常に優しい操作性がGOODです。FF15は同じ世界観をマルチメディアで表現しているので、本編では足りなかった内容や多少の物語の補間等がなされています(あとDLCでも)。15の世界に更に興味出れば他のメディアを探してもいいかもしれません。

以下ネタバレを含む感想(DLC除)
※チャプター1~8と9~14、15で感想がわかれるのでそれぞれで書きます。


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■チャプター1~8
オープンワールド編。
オルティシエに行くとそのまま流れるようにEDまで進めてしまうからやれる事はやっておくといい、という話を聞いてて出来る事はほぼ全てやっていきました。やりのこしはマグネトロンの回収ぐらいだったかな?気持ちとしてはチャプター9~14の記憶を失くして初見でチャプター1~8をやってた頃の感覚でチャプター15を遊びたいと思うぐらいには良くも悪くもチャプター9~14の衝撃は大きかったように感じます。いやしかしこのゲームの半分以上を占めるオープンワールド編は非常に面白かったです。欲を言えばファブラス神話のFF15も遊んでみたかったな…とか、開発中PVにあったリヴァイアサン戦もしてみたかったな…というのは軽いわがままです。

■チャプター9~14
リニア編。
個人的には「説明が足りない」という感想が多くを占めるのですが、逆を言えばこれはノクトの視点なのであって世界の視点ではなく、ノクトが得られる情報しか自分の手には入らない。だからこそノクトへ感情移入させる事に絞った情報の供給なので結果的にゲーム中に得られる情報が少ないという肯定的な考察に思わず膝を打ちました。
ここ10作目を超えた作品以降における意思を持って導こうとするクリスタルの純粋さと世界的目線により人間としての幸福を考えていない邪悪さはなかなか面白い方向に舵取りされていっていますね。
12のクリスタルを作った神々は人間を自分達の想定するレールを走らせるために主人公達を利用しようと画策していましたし、14の光のクリスタルは自分が世界を滅亡させる恐れのある原因を作っておきながらその尻拭いを光の戦士にやらせるといった点、そして今作15のクリスタルと神々の意思。世界を救うためにはノクトの意思は関係なくノクトが死なねばならないし、ノクトには空が空けた後にも生きるという選択肢すら与えられずに周りから作られたレールを走らされる。…という点が納得がいかないプレイヤーの多くが怒る場所だと思います。私もこのあたりはあまり擁護できません。
ゲームをプレイしていても「これは…製作期間が足りなかったんだな…」とはっきりわかる内容でしたし、よく言えばノクトの視点そのまま、悪く言えば描写不足が目立ちます。帝国を攻略して真の敵であるアーデンとの戦いに以降する流れはあまりにも駆け足でしたし、その駆け足が顕著な場所が剣神バハムートとの会話。ウウーンなんていうかこう「製作期間が足りなかったんだなあ…」に限る。

まあそれはともかく、リアルタイムで9~14章あたりで呟いていた記録を読み返したら面白かったので引っ張ってきました。

「とりあえずリヴァイアサン戦が終わって列車の中探索してる所なんだけど、制限時間があるということは地味にレアなアイテムが落ちているのではないかと私の中の探索心が囁く」
→ゲーマーとして取り返しの付かない場所はなるべくなくしたいという我ながらアホくさい欲求

「みんながついてこなくて寂しい」「ガヤガヤした三人の声がない」「気分が重い」「冷えた缶詰つらい」
→9章の例のシーン

「列車内でアーデン追っかけてる時に嫌な気とプロンプトの雰囲気が違う気がしたんだけどアーデンはプロンプトに何かしたのだろうか」
→即効フラグを回収されました

「暴走魔導兵が面倒臭いという理由からオルタナを連発しながらハイエリクサーをガブ飲みする系王子」「このゲームはいつからホラゲになったんだ」
→みんな嫌いなあそこですね

「最後のキャンプ、感動した事については別として、イグニスのあまりにスーパールシス人っぷりに動揺して料理の選択肢が出た瞬間脳が追いつかなかった」「ドシリアス世界移動中に"シドはイグニスの魚料理を楽しみにしてる"とかいうギャグぶちこむのズルいと思う」
→真面目なシーンで見せるギャグがひどい(SUKI) ちなみに例のシーン以降ずっとボロ泣きしながら進めていました。

「クリアした、しんどい」
→だいたいこんな感じ

■チャプター15
オープンワールド編。
正直このチャプターに入って一番感動したのは「夜が短い」という事。
それでいて15章が14章までの時間の流れと違うのは「ノクトの思い出の記憶だから」「ノクトが夢見た景色だから」という説を聞いてもうボロ泣きの大泣き。だからこそイグニスの「冒険の続きをはじめよう」という言葉があまりにも重く感じられます。本来のレガリアは壊れてあのままになってしまったものの、15章におけるレガリアは夢だから空を飛ぶ。15章はノクトの夢でありレギスの夢でもあり。何事にも縛られずに自由に生きて欲しい、いつだって父は見守っている、と伝えたかった父の祈りのようなものを感じられます。

>>ただし墜落したら死ぬ<<

■プティウォス
こんなもん考えた奴は一体誰だ。

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