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【オススメゲームかく語り】Shovel Knight

ショベルナイト
主に私の琴線に触れたゲームを
有名無名問わず適当に紹介アンドレビューする
「オススメゲームかく語り」

第3回目は特徴的な見た目に対して中身は過去のアクションへ強いリスペクトを感じる王道横スクロールアクション『Shovel Knight』です。
バランス感覚いいよね…
Shovel Knight(以下ショベルナイト)はアメリカのロサンゼルスに所在するYacht Club Gamesにより配信されているゲームです。キックスターターで「私達はこんな8-bit風のゲームを作りたい!」という熱い思いから出資を募ったところ、予定を大きく上回る制作資金が集まって作られたという経緯があります。当初はSteamにて配信されていましたが、国外では非常に人気が出た事もあってPSNでの配信や、X-boxでも配信されています(※両方とも海外のIDが必要)。日本では任天堂が販売元となって3DS版とWiiU版の二つのハードで日本語訳収録バージョンが配信されています。SWITCHでも配信が予定されていますが、今の所海外IDでの購入限定みたいですね。あと日本語版は漢字・かなと2種類入っているのですがやけに力が入ってますね。
更に任天堂ハードではショベルナイトのamiiboが作られていて(一応ヨックラが作って出荷してるらしい)なんと自社作品に登場するキャラクターのamiiboしか発売していなかった中では異例中の異例なんだそうで。他社キャラでも一応「スマブラに登場する」という名目上で販売されていると考えると非常にレアケース。

まあそういう制作話とか調べると沢山出てきて面白いよ、ということで、ゲームの内容です。

■ストーリーとかキャラとか
「まだこの地が未開であった頃、伝説の冒険者達がいた。そのなかでも稀代の英雄といわれたショベルナイトとシールドナイトは常に二人で旅をしていた。しかし秘宝を求めて昇った運命の塔にて悲劇が起きる。秘宝に封じられていた呪いが解けて、意識を失ったショベルナイトが目を覚ました時には塔は閉じられて、ずっと隣にいたシールドナイトの姿は無かった。失意に暮れたショベルナイトは旅をやめてひとり孤独に暮らすようになる。だが英雄の消えた地に邪悪な魔の手が忍び寄る。恐るべき女王エンチャントレスと、女王に従う無慈悲なる騎士団だ。いまや塔の封印は解かれて、世界に破滅が迫っている。しかしそれは、新たなる冒険の始まりでもあった。」

という、ショベルが武器というインパクトに対して正統派な理由付けから始まるストーリー。(自称)ライバルのブラックナイトによる妨害を受けながらも、各地で人々を恐怖で支配する"無慈悲なる騎士団"を撃破して運命の塔を目指すという物語で、旅をする間にもシールドナイトを失ったトラウマから時折悪夢を見続けるショベルナイトの「あと少しで助けられそうだったのに伸ばした手が触れた途端に夢から覚める」という切ない心情がまたいいんです。あ、ちなみにショベルナイトはちゃんと喋りますし普通にユーモアの通じる真面目キャラですよ。

主人公がショベルなのもあって敵の騎士団もまた(見た目も)特徴的な奴らだらけなのも魅力的ですね。
ショベルナイトメイングラフィック
処刑人でありながら権力と支配欲にかられて己を偽る王
「キングナイト」
キングナイト.png
忠犬にして女王により不死の力を授けられた生ける屍
「スペクターナイト」
スペクターナイト
病気と疾病を撒き散らす狂気の宮廷錬金術師
「プレイグナイト」
kakukatari_shovelknight05.png
財宝は全て彼のものと言わんばかりに海を支配する
「トレジャーナイト」
トレジャーナイト.png
古代都市を拠点に貴重な遺跡を我が物顔で盗掘する
「モールナイト」
モールナイト
女王に仕える前から恐ろしい戦士として名を馳せていた
「ポーラーナイト」
ポーラーナイト
時計塔にてエンチャントレス軍の兵器を作り続ける
「ティンカーナイト」
ティンカーナイト
巨大な飛空艇で空軍を従える空の支配者
「プロペラナイト」
プロペラナイト

他にも、闘える敵の中にはキックスターターで出資した際の高額出資者によるデザインのキャラクターが数名登場していて、旅する戦士としてショベルナイトに挑むこともあります。「こともある」というのは、闘いたくない時は頑張って避ける事も出来ちゃうからしかたないね。

■操作とか

すっっっっっげえ雑にわかりやすく言うと「本家ロックマン」とか「ファミコン版マリオ」みたいな画面のつくりで、ちょいちょい探索要素があることから「本家ロックマンと悪魔城ドラキュラを足した感じ」とかよく言われています。実際かなりのアクションゲームの操作性や難易度を参考に、アクションゲーム初心者でも入りやすいつくりになっている作品です。
ひとつひとつのステージに多くのチェックポイントが配置されており(そのぶん1ステージが長めに感じる)、残機が無限なこともあって何度死んでもお金を落とすだけでチェックポイントからやり直せるという点が優しい所。お金を回収する前に死んだら落としていたお金はロストするので、そのへんは「ダークソウルみたい」という感想も多いです。流石にあそこまで鬼畜じゃないけどね!?
個人的には最大のインスパイア元であるロックマンやロクゼロの後継作ガンヴォルトみたいに「ゲームオーバーになったらステージの最初からやりなおし」って心が折れそうになる残機制度が無いだけかなり親切に感じます……。

基本動作は近接攻撃のみとジャンプで下突きで、コンボがあったりだのの複雑な動作もなくいたってシンプル。代わりに魔力を消費して魔法を使ったりができます。魔法使うのにもレリックというアイテムを手に入れる必要があり、レリックは各ステージにひとつずつ配置されています。なくてもクリアできる(重要)。ボス倒してからようやく本入手って感じがロックマン感ましまし。
途中の街で装備を調えるとちょっぴり強くなったり、HPが満タンの時に衝撃波を放つことができるとかかるーく強化することもありますが、基本的にはそんなに変わらないというか、キャラが強くなるよりプレイヤーの技術が上がっていく感覚のほうが大きいですね。

曲もかなり良くて、めっちゃ好きです。いや~ほんとなんていうか…曲…すごく…いいです!
(唐突な語彙力低下)

■DLCとか
プレイアブルなやつら
前述のキックスターターで「ボスキャラ3人をプレイアブルにするよ!気になるキャラに投票してね!」という話があった結果「プレイグナイト」「スペクターナイト」「キングナイト」の三名がプレイアブル化されるという公約がなされており、つい先日にはDLC第二弾・スペクターオブトーメントが配信されました。第一弾はプレイグナイトが主人公のDLCで、ショベルナイト編とは同時系列のパラレルまたは裏側の話でした。で、スペクターナイト編その名の通りスペクターナイトが主人公の話で、本編の前日譚であるショベルナイトがシールドナイトを失って心が折れている時期の話になります。
プレイグ編はショベル編のステージをベースにプレイグ用にマップが作り直されていて、スペクター編はなんとマップがほとんど作り直し。BGMも新規とガッツリアレンジでほぼ2作目ぐらい量。それでいて無料DLCだというのが恐ろしい話です。あとついでに性別変更DLCもある。すごいな海外。

kakukatari_shovelknight12.png
■そういや
上げてる画像、メインのイラスト以外は全部ヨットクラブゲームズが公式で配布してて使っていいよって画像なんでセーフですよセーフ!

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